少子高齢化社会となった今、介護を担うスタッフの人材不足が懸念されています。すでに地方によっては、介護士の不足が深刻化。特に若手職員の人材育成に課題が山積しています。障害者や高齢者の身の回りのお世話をする人材が不足すれば、介護施設の業務もストップします。介護ロボットを施設に導入することで、スタッフが不足する現場でも滞りなく業務を進められます。すでにいくつかの介護施設では介護ロボットが実用化されており、高い評価を得ているのが実情です。
介護士の高齢化や男性職員の慢性的な不足なども、現代の介護施設や福祉施設が抱える課題です。介護ロボットが若い男性職員の代わりとして、力仕事を代行してくれれば、現場のベテラン世代の介護士は大助かり。介護ロボットもまたメンテナンスや点検は必要ですが、人とは違い、頻繁に休憩を取る必要がありません。不眠不休に近い形で、力仕事や高齢者のサポートが担えるのが介護ロボットのメリットなのです。今現在は介護士の人員が十分に足りている施設でも、介護ロボットの必要性はあります。肉体労働や単純作業は介護ロボットに任せることで、複雑で柔軟性が求められる仕事に専念できます。介護ロボットの導入には先行投資が必要です。しかし、一度導入すれば、給与の支払いなどは不要。非正規のスタッフを期間限定で雇うよりも、長期にわたり運用ができる介護ロボットの方がコストパフォーマンスの面でも優れています。